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パンデミック下でのベトナム入国

事例
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2021年3月末から4月末に業務でベトナムを訪問しました。

新型コロナが広がってる状況でベトナムを訪問する方の参考になればと思い、入国準備、入国、隔離生活、帰国までレポートします。
*状況は刻一刻と変化します。必ず最新情報をご確認ください。

入国準備

入国に必要な手続きや書類は、基本的に在ベトナム日本国大使館のwebにて説明されています。

こちらをこまめに確認することをお勧めします。

入国許可はベトナム当局から取得しますが、この手続きは原則訪問先の企業が行います。この手続きには、テト(旧正月)をはさんだこともあり2ヶ月程度かかりました。私の場合は、ビザは事前に大使館に行くのではなく到着時に空港で取得するアライバルビザでした。

ベトナムの場合、入国5日~3日前に「発行された」PCR検査の陰性証明書を取得する必要があります。検査方法も指定されているので注意が必要です。

出国

忘れ物がないか何度も確認し、羽田空港へ。(実は、スーツケースの鍵を忘れていてベトナムに着いてからピッキングするはめになりました…)

手続きは普段と変わらないのに確認書類が多く、いつもより時間がかかりました。

空港はやはり閑散としていて、免税店ものきなみ閉店。両替店は外貨のストックがあまり無いようで、電話で連絡して確保して頂きました。

飛行機も空いているのかと思いきや、以外と混んでいました。
3列シートの真ん中が空いているのは配慮ではなくたまたまだそうです。一応、この飛行機に乗っている方々はPCR検査で陰性なので、それほど神経質ではないということなのでしょうか。

入国

約6時間の定刻通りのフライトで到着後、最初に目にした空港職員は防護服に身を包まれていました。日本への帰国時はこのような対策はなく、危機意識の差を感じざるを得ませんでした。

その後、スタッフの案内に従ってweb健康申告画面を見せたり、PCR検査の陰性証明書を見せたり、アライバルビザを取得したり、入国許可証を見せたりなど、通常の入国手続+現状ならではの手続きがいくつかありました。

諸々の手続きが終わって出口に着た時、防護服を着るように指示されます。 空港から隔離ホテルまで移動する際に必要だとのこと。

事前に手配した専用車両で隔離ホテルまで移動します。空港を出てからホテルに着くまでに触れたもの(車や荷物)は徹底的に消毒されます。

ホテルに到着したら、宣誓書(隔離のルールを守りますというような趣旨)をサインするように渡され、チェックインを済ませて部屋へ。ここから2週間の隔離生活が始まります。

隔離生活

部屋から出れないことを想定して広めの部屋を予約していたため、比較的快適でした。水道、電子レンジ、冷蔵庫が完備。水はミネラルウォーターがおかれていて、無くなったら電話して追加してもらえます。部屋の掃除など一切ないので、何か必要なものや困ったことがあれば電話して対応してもらいます。

1週間の朝・昼・晩のメニュー表が決められていて、前日に電話がきてオーダーする形式です。アジアンとウェスタンとありますが、アジアンは量が多い、ウェスタンは適量だけど味がいまいち…という具合で、どちらを選ぶか悩ましかったです。

ベトナムと言えばフォー。味もシンプルで飽きがこない数少ないメニューでした。
ビニールシートで覆われた廊下に椅子が置かれていて、この椅子の上に食事が配膳されます。配膳されるとノックされるので、自分でドアを開けてピックアップします。

毎日の体温チェックと隔離中2回のPCR検査の時以外は、自分以外の人と接する機会はありません。

隔離が終わって

最後のPCR検査で陰性となれば、晴れて隔離終了です。外に出るとマスクをしている人は少なく、まるで新型コロナにより生活様式が変わる前のようでした。

日本への帰国後には2週間の自主隔離がありましたが、課されたのは1日2回のGPSによる現在地報告とアンケートによる体調報告だけでした。

最後に

2021年4月末からベトナムで第4波が発生し、入国が厳しくなっています。これからベトナムに入国される方は、必ず最新情報をご確認ください。

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