クライアント企業 | |
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事業内容 | 日本製美容品の卸販売 |
所在地 | 日本 |
進出目的 | 現在展開している中華圏に加えた販路開拓とリスク分散 |
課題 | 中国、台湾、香港で展開している美容製品の東南アジア進出、 その中でもインドネシア進出について進めたいがルートがない |
結果 | 代理店候補との面談調整と交渉サポートを実施。 競合製品の調査を実施し参入戦略を立案、自社製品の開発を決定。 |
本件の経緯
タイムライン
- 2023年10月初回面談
現在中華圏で販売しているが、より市場を拡大するためにインドネシア参入のご相談。商品性質を考え、ライブコマースの活用をご提案。
- 2023年12月支援内容すり合わせ
クライアント企業様のご予算に合わせるため、業務内容のすり合わせ
- 2023年1月稼働開始
ターゲットリストの作成とクライアント企業様とレビュー。選定したターゲット企業へコンタクト、面談設定
- 2024年2月代理店候補企業との交渉
初回面談で感触が良かった2社に絞り込み。規制、輸入手続き、関税、在庫管理、マーケティング手法についての交渉をサポート
クライアント企業の当時の課題
中国、台湾、香港で展開している美容製品の東南アジア進出、その中でもインドネシア進出について弊社にご相談頂きました。
インドネシア語はもちろん、英語も苦手な点もインドネシア進出に苦労されていた理由の一つでした。
業務内容の骨子
- 中国、台湾、香港ではドラッグストアでの販売がメインですが、インドネシアの市場特性を踏まえ、ライブコマースでの販売に特化する戦略を提言
- クライアント企業はインドネシアとの貿易経験がないため、輸入・国内物流・ライブコマースを担える代理店候補をリストアップ
- リストの中からクライアント企業と相談の上、優先度が高い10社を選定
- 弊社にて対象企業にコンタクト、面談セッティング、その後の交渉サポートも実施
- 競合製品の調査を元にした参入戦略の立案
業務のポイント
- 在庫管理機能やマーケティング機能など、代理店に求める要件の棚卸し
- 現地商習慣に合わせた、最適な代理店の探索
- 初回面談後の継続的な交渉サポート
- 参入戦略の立案(卸からメーカーへのビジネス転換)
所見
クライアント企業様の製品はインドネシアにおいては高価格帯であり、そのような商品を扱える代理店は決して多くありません。適切な代理店の抽出が非常に重要です。
また、高価格帯製品を販売するためには、消費者が買いたくなる「理由」を用意することが重要です。日本製という看板も効果的ですが、海外製品が入手しやすい現在ではそれだけでは購買理由としては弱いことが多いです。製品の性質に合わせたストーリー、例えばサステナビリティなど、消費者の購買行動を引き起こすブランディングが重要になります。