ベンチャーズ コラム

【CVCについて考える】

この数年、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)が

活況です。

2018年に新設されたCVCは16社。また2018年のVC投資に占めるCVCの割合は

13%と2017年度の9%から大幅に増加しています。

おかげでVC投資業界の活性化がますますはかられています。

一方で、スタートアップ企業のバリエーションが大きくなっているという

実態があることもVC各社では認識されています。

そこでは最も大きな声としてまた傾向として認識されているのが

「ユニコーンをつくる」です。

これまでの日本のベンチャーは、ファンド期限のあるVCファンドからの出資により

早期のIPOなどのEXITを必要とされ、そのためバリエーションの比較的小さいIPOも

たくさんでていました。

しかしユニコーン=バリエーションUS$ 1Billion の企業(ユニコーン)を

つくらなければ日本のIPO市場は変わらない、という外資系VCや

海外で経験を積んできたキャピタリストの声が反映し、その結果、

ユニコーンを想定しているわけではないとはいえ、早い段階から高い評価を

受ける傾向が一部の企業を中心にではありますが、存在します。

次に、CVCの台頭もバリエーションが大きくなっていることに影響しています。

CVCの場合、「新規事業を探す」「事業シナジーが得られればよい」

「IPOなどのEXITを要求していない」といったコメントが多く聞かれています。

そのためスタートアップのバリエーション評価はほとんどできていないでしょう。

一方でスタートアップ企業側も「耳年増」になっており、バリエーションを高く評価させる

”テクニック”を備えている場合もあります。

その結果、バリエーションが高くなると言うことになります。

先日もある会社でそのようなことがみられました。このようになると

純粋VCからの次回ファイナンスでの投資は難しいことも多いです。

ユニコーンを目指すのだからそんなことを考えていては、、、というアグレッシブな

ことを言う関係者もいますが、大胆かつ慎重に、株主は選びましょう。